戸田スポーツ接骨院の冨永です。
今回は【シンスプリントに要注意】ということで、これから長距離やマラソンシーズンも近いこともあり、走り込む量が増えたり、部活動でも冬季練習で走り込みが多くなるということは、よく聞く話ですね!
そんな、走りこむ人たちに多い、シンスプリントについて詳しくお話しします
シンスプリントですが、別名 脛骨疲労性骨膜炎と言います。
ヒラメ筋や後脛骨筋など、地面を蹴る筋肉を使い過ぎてしまい、脛骨を覆う骨膜が引っ張られることでなります。がかかり続けてしまうことでなります。
〝原因〟
筋疲労 柔軟性の欠如 筋疲労から来る筋力低下
〝外的要因〟
運動する場所の地面が硬い 靴が合わない (サイズが合わない、クッション性がない 消耗が早い)
〝フォーム〟
地面に設置した時に爪先が外を向く (ニーイン・トゥーアウト)
〝練習〟
練習を始めたばかりの時期や、練習量が急激に増えたとき(シーズン始め、新入部員、定期テスト明け、合宿明けなど)反復動作の多い練習、ターンな急カーブでのコーナー走など。
〝足の形態〟
アーチ(土踏まず)が下がっている、扁平足、回内足など。
〝症状〟
脛骨(ぶつけたら超痛いスネの骨)の内側に痛みがでる。スネを上・中・下に3分割して考えると、特に中と下の間くらいが1番痛みを感じやすい。
腫れる→悪化すると骨が凸凹してくる
動作 地面を蹴り出す動作やつま先立ちのような動作で痛みが強くなる
アーチの低下 (アーチが下がる)
〝痛みの程度による分類〟
1度 運動終了時に痛む
2度 運動開始時・終了時に痛む
3度 2度に加えて運動中も痛みがあり運動に支障がでる
4度 痛みが強く、運動は不能。日常生活(階段や椅子から立ち上がるなど)にも支障が出ている
〝治療法〟
運動時に軽い痛みがあるだけ(1度や2度)であれば、すぐに運動を休止する必要はありませんが、極力安静にしましょう。
ただ安静にしていても、運動を再開すると再発しやすいので、日頃のケアや練習環境の見直しが必要。
セルフケア(ストレッチ、アイシング、マッサージ)を普段より多く取り入れる。
注意点
無理を続けると疲労骨折になることもしばしばあります。そこまでなると数ヶ月の運動休止が必要となるので、痛みの変化には気をつけていきましょう!